子どもの目について

お子さまのこんな様子に気づいたら、ご相談ください

• 何かを見るときに目を細める
• 近づいて見る
• 目が寄っている、外れている（時がある）
• 片目をつぶる
• まぶたが下がっている
• 涙が出る
• 目をよくこする
• 瞳が光って見える
• まばたきが多い

小児眼科診療内容

弱視

弱視は、乳幼児健診、就学時検診で指摘を受けて見つかることが多いです。
眼科では、屈折検査、視力検査を行います。
点眼をした上でより精密な屈折検査をする場合もあります。
検査の結果に応じて弱視治療用の眼鏡を作製します。

当院では視力検査は初めは難しいこともありますが、視能訓練士が年齢や理解に合わせた検査をします。予約をお取りしますので、お電話で日時をご相談ください。

斜視

斜視は、正面を見たときにどちらかの眼が違う方向を向いている眼のことを言います。
片眼だけ外れることがいつもなのか、たまになのか、眼鏡をかけたら軽減するのか、物がダブって見えるのかなど、斜視のタイプはたくさんあります。
お子さまの斜視のタイプによっては、弱視も伴っている場合があります。
早く治療を始める必要がある場合もありますので、検診で指摘されたり、気になる症状があるときには眼科を受診してください。

大人の方も「2つにダブって見えるけど、片眼をつぶるとひとつになる」という症状は、斜視が疑われますのでご相談ください。
お電話で視能訓練士の検査予約をお取りください。

眼鏡作製について

お子さまの眼鏡が必要になったときに、眼鏡店に直接行くべきか、眼科受診した方が良いか、お悩みになると思います。
お子さまの眼は、勉強やスマホなど近くを見る時間が多いと、一時的に遠くがぼやけてしまうことがあります。
これを調節緊張症（仮性近視）と言います。
調節緊張症（仮性近視）の状態で眼鏡を作ってしまうと本当は必要のない眼鏡なので疲れてしまったり、近視がもっと進んでしまう原因になります。
眼科では、調節緊張症（仮性近視）かどうか判断するために、眼を休めて検査をしたり（場合によっては点眼薬を用いて検査をしたり）調節緊張症（仮性近視）ならば眼の緊張をとる点眼薬を処方します。
調節緊張症（仮性近視）でない真性の近視であることを確認した上で、眼鏡作製をします。
当院内で眼鏡を作っても良いし、レンズ度数の処方箋を発行して行きつけの眼鏡店へ行かれても構いません。
お子さまの眼鏡を作る際にはまず眼科を受診することをおすすめします。

色覚多様性（色覚異常）

色覚検査として石原式色覚検査表・東京医科大学色覚検査表・パネルD-15をご用意しています。進学時・就職時など検査が必要な方は、お電話にて検査予約をお取りください。

マイオピン

成長期のお子さまの眼は、身長が伸びると同時に眼球が後方に伸びることで近視が進行します。
進行してしまった近視は直りませんが、近視の進行を抑え、眼球の伸びを抑制するマイオピンの点眼に効果があると言われています。

当院では、OA-2000用眼軸長トレンド解析ソフトウェアAxial Managerを導入し、マイオピン点眼開始後、定期的に眼球の長さ（眼軸長）の測定・解析ができます。

• 眼軸長の変化をみる（1年でどのくらい伸びているか）
• 伸び量の変化を知る（治療効果の確認）
• 他の人と比べて眼球が長いか短いか
• 眼軸長伸長予防のモチベーション維持
• 経過を記録する

費用

※マイオピン治療は自由診療になります。

マイオピン点眼液	1本　3,190円
診察、視力検査	1回　2,200円
光学的眼軸長検査	1回　1,210円

治療内容、通院頻度など詳しいことは直接お問い合わせください。

WOC

目の緊張をほぐすための検査機器です。
当院では、調節緊張症（仮性近視）の症状がみられるお子さまに、より正確な視力検査を行うためにWOCをしてもらい、目の緊張を和らげてから視力検査を行うことがあります。WOCの効果がみられるお子さまには継続的にWOCをしていただくことで、調節緊張症（仮性近視）の改善が期待できます。
また、眼鏡処方をする前にもWOCをすることでより正確な度数を測定することができるので安心です。

費用

※WOC治療は自由診療になります。

WOCのみ	1回　200円

WOC、視力検査、診察は保険診療になります。
治療内容、通院頻度など詳しいことは直接お問い合わせください。